キーンコーン…

「さようならっ!」

「今日は学級委員。
 会議があるから教室に残りなさい-」

ちっ。
あたしは運悪く
昨日の委員会決めで学級委員になってしまった。
理由は…みいによると
しっかりしてそうだから?
意味わかんねえしっ!!

「お-い。るい。
 俺と一緒だぜ-!!」

ありえないテンションで
こういった男子…
そう。
―――結城 蓮(れん)

あたしと蓮は
家が近くの知り合い?
世間では幼なじみか。

「そうだね。
 早く終わんないかなあ-」

あたしは男子とはあまりしゃべらないが
蓮とは慣れてるから
普通にしゃべれると感じる。


「今日一緒に帰ろうぜっ」
 
「あっ。うん。」

「今日、
 お前に報告があるからさ-。」

「え?なんなの?」

「それは帰りの
 お楽しみい~♪」

気持ち悪い笑いを浮かべて(笑)
蓮はそういった。

なんかいいことがあったのかな?
あたしはそう思っていた。