しばらくしてから俊君は家まで送ってくれて、お母さんとお父さんには(学校で勉強して遅くなった)と言った。
携帯を開きお礼のメールを送る。
帰る前にアドレスを交換した。
《今日はありがとね\(..) 晴香》
《明日の放課後時間ある? 俊》
《うん、大丈夫だよ★ 晴香》
《じゃあ、明日放課後下駄箱前で待ってて! 俊》
《わかった(^^) 晴香》
約束をしてそのまま寝てしまい、朝目を覚ましお風呂に入ってから準備をして学校に行った。
「晴香!おはよ〜んっ」
声をかけてきたのは有里だ。
教室で話しを聞くと有里は田島君と昨日一緒に帰って付き合ったらしい。
「おめでとっ」
「ありがと!晴香は昨日斎藤君と何かあった?斎藤君、晴香が早退した後すぐに教室から飛び出したんだよっ」
「そうなの?」
「うん、で祐希が斎藤君にメールで聞いたらしいんだけど…(晴香の様子が変だったから)だって〜」
「そうなんだ…」
たまたまじゃなくて、気にして追いかけてくれたんだ…。
昨日の事を有里に全部話した。

