メッセージを始めた1ヶ月後、

あたしは友達の里美に、
先輩のことを相談してみた。




「あのね、里美」


購買のパンを食べている里美に言った。



「どうしたの?」



あたしは里美に先輩と出会った経緯、
今もメッセージをしていることを話した。





「で?さやかはどうしたいの?」


「え!?ど、どうって…」


里美は呆れた顔で言う。




「このままでいいの?」



「このまま…とは?」



女子高なために男子とは無縁だし、
中学校以来恋もしなかったあたしは
何をしていいかさえ、わからなかった。