ことばつむぎ


重さの価値


会話がとぎれる

星がざわめく

真っ暗な帰り道

あなたの引く自転車

から から から

静けさと闇によって引きずり出された

言い様のない不安

どこに向かって

何をしに歩いているのか

答えはあるのか

もし見付けたら

消えてしまうのか

くる くる くる

沈黙に堕ちていく中

ふと感じた温度

左手を自転車のハンドルに
右手は私に預けてくれた

この手の重さが答え

私の手の中に残るそれを

守るように包む

星のかけら舞う中誓う

この手を離さないと
消えさせやしないと