夜色の感情が支配する 1つ2つ 膝に落ちる涙の染み 一握りの女のプライドが 涙をそこで止めてしった 泣ききってしまえば 楽だろうに 私の涙腺は 自分への安い同情の涙を許してはくれない 嗚咽を飲み込む喉は 空泣きを許してはくれない 無駄な涙と嗚咽だから 許してはくれない ただ嫌われるのが怖くて 真実を知るのが怖くて そんなものを怖がる自分の弱さが怖くて 感情は一色に染まって 夜と同化する ああ こんな夜は 無理にミルクで慰めずに 琥珀で喉を焼こうか