第四章 繋いだ手 その温もり


手を繋いだ瞬間に、全身を駆け抜けた雷に打たれたような痺れ。

そしてその後で広がったのは、じんわりとやわらかな彼女の手の温もりだった。


忘れていた感覚が……戻った瞬間、オレは泣きそうになっていた。