“君、大丈夫?” 止めるコトが出来ない涙が、いつの間にかあたしの頬をつたってて。 通りの店の前に立つおじさんがフランス語で声をかけてくれる。 “大丈夫、ありがとう。” そう返すと、おじさんはにっこり笑った。 “ちょっとコーヒーでも飲んできな。” そう言って、店の中へと招き入れる。 まだ翔クンには会いたくない… あたしはおじさんに促されるまま、店の中に入った。