『学校サボっちゃうなんて、帰ったらママに怒られちゃうよ。』 『大丈夫、僕が守るよ。だって今日じゃなきゃダメなんだ。』 彼はあたしの目をまっすぐ見ながらそう言った。 その時の出来事だけは、今でも時々夢で見る。 だいぶ自分で空想を広げてる部分もあるのかもしれない。 でも、それでも昨日のコトのように、ハッキリと、その時間だけ永遠に切り取られたように、覚えてる…