「っ、じゃあ何て呼んだらいいの?」 ドキドキしながらそう聞くと、彼は照れくさそうに言う。 「…翔。好きな子には名前で呼んで欲しい。」 好きな子… その言葉にまたあたしの心臓は跳ね上がる。 ドキドキが手から伝わりそうなくらい。 「なぁ、今呼んでみて?」 溝端君がそう言ってあたしを見つめるから、もうあたしは彼から逃れられない。 「…翔、クン。」 そう小さく言ったあたしに、彼は優しくキスをした。 「好きだよ、麻衣佳。あの日、麻衣佳に出会えて良かった…」 ・*・*・*・*・*・