「寒っ!!」 大学の建物の外に出ると2月初めの寒さが身にしみる。 「あっためてあげようか?」 隣にはイタズラっぽく笑う溝端君。 「いっ、いいよ!大丈夫っ!」 あたしの反応見て笑い出す。 あの日からからかわれっぱなしのあたし。 正直この歳にもなって初めてなんだよね、男の人と付き合うのって。