「ヤバい、何あの高さっ!超楽しい~♪」
数時間もすると、何だかずっと前からの友達みたいに打ち解けた。
楽しくて、あたしのがはしゃいでる子供みたいだ。
絶叫系実は大好きなんだよね、さすが由加里。
「あはは、まいちゃんってもっと落ち着いた感じの子かと思ってた。」
「えー、それを言うならあたしじゃなくて溝端君の方でしょ。絶叫系とか全然ダメですって感じの、冷めたタイプかと思ってたっ!!」
「あー、まぁ…。大学ではそーゆーキャラ作ってたんだけど、素が出ちゃたなぁ。まいちゃんといると、なんか不思議と自然体でいられるっていうか。不思議だな、今日初めて一緒に過ごしただけなのにな。」
そう言って、はにかんで笑った彼に、もう心臓がもたない。
ドキドキしすぎて倒れそうだよ。

