「…はい。」 私はゆっくり振り向いた 「今朝は髪触ってしまってすみません。つい癖で。」 「あ…いえ。」 私は逃げるように更衣室へ飛び込んだ 男にフルネームで呼ばれるなんて 最悪 20分私は気を落ち着けて帰ろうとした 「まりちゃん、あのお客さんに紅茶持って行ってあげて。」 「あっ、でも、もう制服脱いでしまったので。」 「いいのよ。常連さんだもの。」 フゥー なんだ常連なら私がケーキ売っているところ見ている訳だから名前も知っているはず 私は紅茶をもって男に近づいた