「えっ?」
私はカランッとフォークを床に落としてしまった。

「なんだよ!!そんなに動揺すんなよ!!嘘だって!」
う・・うそ!?
ばれたのかと思ったぁ・・
・・セーフ!!

私は落ちたフォークを拾う。

「んしょっ」
フォークを拾って、元の体勢に戻る--はずだった。

「妃那、俺の彼女になんねぇ?」
「はっ?」
ど・・どうしよう!!
驚いてタメで、怒ったような口調になっちゃった!!

「スミマセン!!」
私はとっさに謝った。

「・・そっか・・だよな」
え・・?
あ、なんか勘違いしてません?

「違います!!さっき生徒会長に向かってタメで話しちゃったから謝っただけです・・」
「なら、OKってこと?」
OK?何が?
まぁ、とりあえずOKしとこ。
「はい・・」
「よっしゃっ!!これから俺のこと、籠牝でいいから」
「えっ?そんな!!呼び捨てなんて出来ません!」

「だって恋人同士なのに、”生徒会長”はおかしいじゃん」

私、耳おかしくなった?
だって今、”恋人同士”っていう言葉が聞こえて来ちゃったんだもん・・!!!