「お待たせ致しました。どうぞごゆっくり」
ボーイが笑顔を見せて個室から出てゆく。

私は目の前に並んだお皿をただ眺めていた。

「どした?食べねぇの?」
口をモグモグさせながら喋る生徒会長は可愛らしい。
胸がこう・・キュンッとする。
ナイフとフォークも凄く使い方が慣れているカンジ。
上品に口に料理を運ぶ姿がすごく様になっている。

私にはとうていマネ出来ないような仕草。

「食べねぇんならもらうけど・・」
「いただきます!」
「ははっ!食い意地張ってんな」
「うるさいよ///」
歯を見せて笑う生徒会長。
私だけが今、独占出来ているんだ・・。
そう考えたらすごく自分が今幸せなんだと実感出来る。
生徒会長・・私のことどう思っているんだろう・・。

「あのさ・・妃那?」
「何・・?」
「顔、ニヤけてる」
「うそっ!!」
恥ずかしいよぉ///
何考えてるかバレたかな?

「妃那・・オマエ・・俺のこと好きだろ?」

私の気持ち・・
バレちゃった!?