「あ・・あのぉ~・・」
「何?」
「生徒会長、さっきの人と知り合い・・なの?」
「さっきの人ぉ~?誰のこと?」
「さっき、生徒会長が紅茶ぶつけた人・・」

私がその一言を言った瞬間、生徒会長の眉がピクッと動いた様な気がした。

「・・知らねぇよ」
「でも、さっきの人は、生徒会長の名前知ってたよ?」
「知らねぇって・・」
「でも・・」
「知らねぇって言ってんだろ!?」
「・・ゴメン・・」
生徒会長、怒らせてしまった・・。
さすがにしつこかったかな・・。

「スマン・・。言い過ぎた」
「私も、しつこく聞いてゴメンなさい・・」
「・・でも、妃那には借りもあるし教えてやる」
「えっ・・?いいの?ってか、なんの借り?」
「生徒会入ってくれたこと」
「それかぁ・・」
「・・これから話す話、引かないで聞いてくれる?」
「・・うん」
何を話されるのか分からなかったけど、自分から聞いたわけだし、生徒会長も真面目な顔をしている。

これから私はなにを話されるのだろう・・。