恋してる

次の日の朝・・・・

旅館の玄関先で愛菜が出て行くのが
見えた・・・

優香は、昨日の事をまだ気にしているらしく

『謝ろうかなぁ~』

なんて言っている。

でも確かにあれは、言い過ぎだったんじゃ
なんて思う・・・

「ねー春~」

「うーん?」

「謝ったほうがイイかな~」

う~ん悩むけど謝ったほうが
いい気もするし~
しないような気も~

う~~~~ん・・・・

「謝ったら~」

「えっ」

優香は、驚いた顔で見ている…

「うん確かに人の彼氏にベタベタ
するのは、駄目だけど~・・・
もしかしたら友達になりたかったんじゃ~」

「うんそうだねっ私の誤解かもよねっ・・・
よしっ・・・謝るか・・・」

「お~頑張れ~」

「春も行くのっ」

「え~~~~ちっちょっと~~~」

あっいたっ

「「愛菜ーーー」」

愛菜は、『何?』
みたいな顔で見ている…

そりゃそうだ・・・

「あの・・・・昨日は、ゴメンね
その私誤解したんだよね…
ほんとは、友達になりたかったよね…
・・・・ごめんね・・・・」

愛菜は、下向いて優香の話を聞いていた

すると急に・・・

「いえっ違いますっ・・・」

「へっ・・・何が違うの~」

「だから優香さんは、私が
宮田さんと友達になりたいんじゃないかと…
言いたいんですよね…」

「はい・・・」

うん?間違っている?
優香の言ったこと・・・・・

「私は、友達以上になりたいんです。」

「「えっ・・・」」