疲れていたからか、眠るのに時間はかからなかった。






「ゆーき」





愛ちゃんだぁ。




大好きな大好きな愛ちゃんの優しい声。




「早く起きないとチューするよ?」




「えッ!!!」




心のどこかでは、してほしかったけど、なんとなく目が開いた。






「おきたー」








「よくできました。」







といって頭をなでてくれる愛ちゃん。








私が起きたら、愛ちゃんの顔と私の顔は、拳一個分くらいしか空いていなかった。









ち、ちかい。










「雪、風邪ひくから俺と寝る?(笑)」










「そうしたいけど明日受験だから遠慮しとく。」








「じゃあ俺も我慢すっか。」