車を止めているところまで二人で歩く。







ねえ愛ちゃん。






私、おかしいのかな?





お母さんと離れ離れになってもぜんぜん寂しくないんだ。







辛くないのに涙が出る。






「雪?今日は晩飯俺が作るから泣くな?」






あい・・・ちゃん。






彼なりの優しさが伝わってくる。







「愛ちゃんッ!!!!」







私の体は勝手に愛ちゃんに胸にダイブしていた。







ギュッ・・・








愛ちゃんは何も言わず、私をギュッとしてくれた。