『おい、何してるんだっ!!?』 私の頭上から、声が降ってきた。 声の主は、少し怒ってるようで… でも、しっかりとしていて私の不安を少し和らげてくれた。 目の前の男は、ほんの少し顔を上げて声の主の方をみた。 「君は誰なのかなぁ~??」 男が、少しおどけた様に言った。 『お前こそ…誰だ??』 声の主は、慎重に的確に質問をしている。 『う~ん…君も中々いいねぇ~♪』 男は、答えにならない答えでおどけてみせる。