何かが起動したのだ。
 
見ると、コントロール室の様子が映し出されていた。

天井からの図らしい。

誰かが、用意しておいたシステムなのだ。

「1・2・3・4・5・6・7集まってるわ」
 
敵は、そこに終結していた。
 
エイジュは、ポケットに手を突っ込んで、そこから起爆装置のリモコンを取り出した。

「いい?」
 
浩之は頷いた。
 
早く終わって欲しかった。

「じゃ、やるわよ。これで、この組織もオシマイ。さよなら」
 
エイジュは呟いて、ボタンを押した。