大きくドアを開けて、こちらの明かりを入れてみると、かろうじて中にあるものの輪郭が見えた。

奥に、冷蔵庫のような大きな箱と、棚がある。

外側に面した壁には、暖炉らしきシルエットが見える。

中に入ってみた。

壁にぶつかるまで手を伸ばして歩き、そこからは、指でたどる。

四角い箱はやっぱり冷蔵庫のような肌をしていた。

ゆっくりと全体を触れていくと、中央に何かの感覚があった。

リボンのようだ。