「あっ!槙ーーっ!」
後ろで遼が叫んでいるが、槙は完璧に無視だ。
「美憂、白龍と龍泉って今どうなってんだ?」
「一旦休戦とか言ってたよ。」
「一旦休戦か…。っつーことは…」
「うーん」と唸って、「これから大変だな。」と一言そう言った。
「何が大変なの?」
「いや、まぁ厄介なのがいんだよ。美憂も気を付けろよ?」
厄介なの?変わった人がいるのかな…?
大ちゃんも真剣だったし。
数分沈黙が続き、白龍の倉庫が見えてきた。
「着いたぞ。」
「あ、うん。ありがとね」
「おう、大智のとこ行こうぜ。」
そーっと入るも、白龍のメンバーは槙に気付いてしまった。
ゆっくりと、槙の周りを囲んでいく白龍のメンバー。
「今休戦中だぞ。」
後ろから聞こえた声。
そう聞こえた途端に、槙の周りの人だかりが消えていく。
「あれ、意外と早かったな。」
「まぁな、無理やり乗ってきたし。」
今、あたしの前に立っているのは恋汰だ。
「恋汰、遼は?」
「あぁ、もうすぐ来ると思うよ。」
「よく遼の後ろに乗れたな。」
「うん、脅したから。」
「………えっ!?」
今サラッと凄いこと言ったね…
大ちゃんでさえ逆らえない遼を脅すとは………恋汰ってば遼並に腹黒なんだ。
「どうやって脅したの?」



