風磨の顔が険しくなり、また鋭い目つきに変わった。それと同じように、大ちゃんの目つきも変わる。
睨み合いながら、一言。
「「戦争だ」」
確かにそう言った。
「戦争」と聞けば、悪いことしか思い浮かばない。
きっと喧嘩だ…
暴走族同士が喧嘩なんかしたら大変なことになる。
「美憂、今日車だから。神岡、お前も乗れ。」
「ふ、風磨…?」
不安になって、風磨を見上げると、優しく微笑み、「大丈夫」その一言しか言わなかった。
倉庫につくと、もう既に集まっている、龍泉と白龍の人達。
ど真ん中に居たのは、遼と恋汰だ。
身長が変わらなくて、顔も可愛い系な2人は、何故かライバル意識しているように見える。
槙は、興味がないとでも言うかのように、壁に寄りかかって欠伸をしている。
「大智、遅かったじゃん。」
「あぁ、悪いな。」
遼は、大ちゃんに、いつもの可愛らしい笑顔を向けた。
「風磨、ここは俺に任せて?」
「1人で大丈夫か…?」
「恋汰様のこと、嘗めてもらっちゃあ困るなー
この位余裕だっつーの!」
恋汰も、遼に負けないくらい可愛い笑顔を風磨に向けた。
「サンキュー…」
フッと、周りを見渡すと、さっき乗ってきたのとは違う、黒い車が一台止まっている。
龍泉の車だ。
きっと遼と槙が乗って来たんだろう。



