愛羅武勇×総長様Ⅰ


「大丈夫だよ、柚ちゃん、あたしは大丈夫。」

そう言うと、柚ちゃんはニッコリ微笑んだ。

「応援するよ、美憂なら大丈夫だね。」

それだけ言って、また歩き出した。


「あたしも恋しなきゃなー」

「柚ちゃんってば何言ってんの、柚ちゃんには海斗がいるじゃん!」

「な、何言ってるの!」

普段じゃ考えられない柚ちゃんの動揺っぷりに、確信した。

やっぱり柚ちゃんは、海斗が好きなんだ。


「柚ちゃん意外と分かりやすいんだね。」

あれだけの反応をして誤魔化せるはずがない。

「全く…いきなり何を言い出すのかと思ったら…」

「何でも話してよ、あたしはいつでも柚ちゃんの味方なんだから!」

「美憂は可愛いね」

いきなり何を言い出すんだ。

「柚ちゃん可笑しくなった?」

「いや、あたしもその純粋さを見習わなきゃなーと思って」

「柚ちゃんなら十分可愛いと思うけどな」

お互い誉め合い、たわいもない話をしながらクレープ屋さんまで、のんびり歩いていった。