愛羅武勇×総長様Ⅰ


驚いて勢いよく後ろを振り向くと、そこには呑気に笑ってる海斗。

「海斗か…」

「俺じゃ悪いのかよー。で、何が変なんだ?」

「んー…よく分かんないんだけどね。会ったばかりなのに、その人の事ばっかり考えちゃうの。」

「それは………」

「恋だね。」

海斗の言葉を遮ったのは柚ちゃんだった。


「恋!?あたしが!?」

「美憂が恋? 有り得ねー。」

「海斗は黙っててよ。美憂、詳しくは後で聞くから、行こっか。」

「う、うん…」

大ちゃんに恋?

いやいやいや、ないない!

会って2日だよ!?

そりゃあ前に1回会ってるけど…

2年も前だし、あたしは全く大ちゃんのことなんて覚えてなかったわけだし。


「俺も行く!」

「何で海斗が来るのよ」

柚ちゃんからは来るなオーラが。

「えー…俺も美憂の恋愛話聞きたいし?」

「海斗が来てもつまんないよ?」

敢えてあたしも来ないでオーラを出してみる。

「俺だけ仲間外れ!?」

嘆いている海斗。

なんか気持ち悪いぞっ!

「また今度ね、美憂、行くよ。」

「じゃーね、海斗」

「仕方ねぇ、じゃーなっ!」