驚いて勢いよく後ろを振り向くと、そこには呑気に笑ってる海斗。
「海斗か…」
「俺じゃ悪いのかよー。で、何が変なんだ?」
「んー…よく分かんないんだけどね。会ったばかりなのに、その人の事ばっかり考えちゃうの。」
「それは………」
「恋だね。」
海斗の言葉を遮ったのは柚ちゃんだった。
「恋!?あたしが!?」
「美憂が恋? 有り得ねー。」
「海斗は黙っててよ。美憂、詳しくは後で聞くから、行こっか。」
「う、うん…」
大ちゃんに恋?
いやいやいや、ないない!
会って2日だよ!?
そりゃあ前に1回会ってるけど…
2年も前だし、あたしは全く大ちゃんのことなんて覚えてなかったわけだし。
「俺も行く!」
「何で海斗が来るのよ」
柚ちゃんからは来るなオーラが。
「えー…俺も美憂の恋愛話聞きたいし?」
「海斗が来てもつまんないよ?」
敢えてあたしも来ないでオーラを出してみる。
「俺だけ仲間外れ!?」
嘆いている海斗。
なんか気持ち悪いぞっ!
「また今度ね、美憂、行くよ。」
「じゃーね、海斗」
「仕方ねぇ、じゃーなっ!」



