午後からの授業には真面目に出てます。
柚ちゃんが出なさいって言うから…
出たのは良いけど、集中できない。
眠かったのもあるし、退屈な授業に飽き飽きしていたのもある。
だから放課後、柚ちゃんとクレープを食べに行くのは、唯一の楽しみ。
――――キーンコーンカーンコーン…
「起立、きょうつけ、礼」
「ありがとうございましたー…」
ホームルームの終わりの挨拶を適当に済ませて、急いでカバンの準備をした。
「柚ちゃーん、行こ!」
「早すぎ、焦らなくても行くから。」
「早くー!」
「聞いてないし…」
足早に階段を降りた。
案の定、柚ちゃんはついてきてなくて。
靴箱で待つ始末。
あ、そういえば。
明日は大ちゃん来るのかな?
「あれ…?」
あたし、出来れば大ちゃんたちには学校来てほしくないって思ってなかったっけ?
「うそ…来てほしいの!?」
大ちゃんだよ?
そんなに頻繁に学校来るわけないよね。
………大ちゃんのこと考えすぎ。
「変なのー…」
「何が?」
いきなり声がして、ビックリした。



