―ガラッ!
「セーフ!?」
「アウトー!」
嘘ーっ!
「先生、今日は見逃して。あたし寒い思いして、バイク乗ってきたんだからねっ」
「お前バイク乗ってきたのかよ?」
海斗にそう聞かれた。
「うん。」
そう返事して、自分の席についた。
「美憂ってバイク乗れたっけ?」
「んーん、大ちゃ……あ、えーっと、神岡君に乗せてもらったの。」
「おぉ、中原は転校生と仲良いんだな。」
先生にそう言われた。
「転校生!?」
そして先生の言葉に柚ちゃんが叫んだ。
「うん、神岡大智っていうんだよ。」
―キーンコーンカーンコーン…
ホームルームの終わりを告げるチャイムがなる。今日はほんとに遅かったんだなぁ。
「あ、チャイム鳴っちゃったね」
「美憂!」
チャイムがなったとたんに柚ちゃんによって教室の隅に連れて行かれる。
「仲良いって何!?転校生と!?いつの間に!あいつら暴走族なんだよ!!」
………何か一気に色々言われて頭がパニック状態なんだけど…
「美憂聞いてんの!?」
「あ、うん、聞いてるよ」
「何なの、いつ知り合ったの!」
張本人であるあたしより柚ちゃんの方がパニックになってるみたい。
「昨日の朝会ったんだけどね、それよりも前に会ってたみたいなんだよね」
「………話がさっぱり…」
だよね。
うん、この説明で分かったら凄いと思う。
「まぁ、簡単に言えば、昨日仲良くなったの」
「あの暴走族のやつらと?」
「うん、今日も朝送ってくれたの」
「朝…!?」
何度説明してもパニック状態な柚ちゃんの為に、授業をサボって話をすることに。



