SleepingBeauti

そして、ぼくは人を避けるようになった。

できるだけ人とかかわらないことで、他人に笑顔を見せないですむからだ。

仏壇に置かれた、笑顔のお姉ちゃんの顔を見ることもつらくなった。

そしてぼくは二十歳になり、住み慣れた町を離れることにしたんだ。

あの交差点から逃げるために。