SleepingBeauti

それはクリスマスパーティーだった。

オシャレとはいえないかもしれないけど、ぼくにとっては、すてきなクリスマスパーティーだった。

のぞみにとっては、ものたりないだろうけど。

この日の、のぞみは、ぼくにとって、世界に一人しかいない、

サンタクロースだった。

「メリークリスマス」とのぞみが言ったので、ぼくも「メリークリスマス」と言って、グラスをあわした。

コツンと音がなり、のぞみがぶうーと言った。

チリンといった音を期待したのだろうけど、ぼくにはどうでもいいことだ。

「食べようか」そういってチーズをつまんだ。

「うん、食べよ」とのぞみも言ってサラミをつまんだ。

「来年はもっと豪華に過ごしたいね」

のぞみならきっと来年は豪華にすごせると、ぼくは思った。

その隣に誰がいるのかは、わからないけど。