SleepingBeauti

「でも、何度も何度も手紙を送ってくる彼女がだんだんと、可愛いらしく思えてね、ゆうには内緒で、何度か会っていたのよ」

「何だよ、それ」

そんな昔から、両親は、許していたのか?

「のぞみちゃんには罪はないから。それに、ゆうをこんな風に殻に閉じ込めてしまったのは、わたし達だから」

「ゆう、すまなかった。ちゃんと接してやることができなくて、本当にすまない」と父は両手を膝につき、あやまった。

「何だよ。いまさら………ぼくは、叩かれても怒鳴られても、ちゃんと………叱って」叱ってほしかったんだ。

ぼくは零れ落ちる涙を拭い封筒を握りしめ、車に乗り込んだ。

封筒に書かれた住所に向かうために。