SleepingBeauti

電話を切って、ぼくは心を落ち着かせようと、外に出掛けた。

まず、目に入ったのは、のぞみが作ったネームプレートだった。

自然と笑みがこぼれた。

懐かしいというよりも暖かい感じがした。

次に思い浮かんだのは、初めてあったときの笑顔だった。

それから、寒さに震えるのぞみの姿だった。

愛しさが込み上げてきた。

ぼくは近くの小さな公園で、高知百合にもう一度、電話をかけた。