SleepingBeauti

仕事が終わり、ぼくは駐車場に向かった。

キーレスのボタンを押して、車のヘッドライトが二回点滅する。

ドアに手をかけようとした瞬間に、後ろから呼びとめられた。

「白川先輩」その声に振り返ると、みずきが立っていた。

どこか緊張した面持ちで、ぼくに言った。

「ごめんなさい」と。

ぼくとみずきのにらめっこの終息を告げる言葉だ。