命の贈り物


そうして迎えた夏休み。



奈都子、かなえ、颯太、達朗は海の家でのバイトを始めた。




それは思った以上にキツくて




夕方、海に行く気にもなれず




4人はすぐぐったりとしてしまった。




あるお昼のことだった。




お昼はとても混んでいてすごく大変な時間帯だ。





ガラの悪そうな人たちが真ん中の席で騒いでいた。





明らかに他のお客様が迷惑している。





そこへかなえは向かっていった。





「すみません、他のお客様の迷惑になりますので静かにしていただけないでしょうか?」





「何だと?」




一番強そうな男が立ち上がる。





「俺たちは客だぞ!?そんなこと言っていいのかよ!?」




男は手をあげる。




咄嗟に目を瞑ったかなえ。




しかし、思っていた衝撃は、いつまで経っても来なかった。