命の贈り物


家に帰ってしばらくすると涼から電話があった。




「ミサ?俺。今から出られる?」



「うん、大丈夫だよ。」




私は家を出て涼と待ち合わせをしている公園へと向かった。




公園に着くと、そこには涼の他に孝志がいた。



「孝志…。」


「当選したよ。」



「え、ほんとに!?」



「うん。」




「そっか、おめでとう!!」


私は自分のことのように喜んだ。



孝志が、当選した。

孝志が、生徒会長。



とても嬉しくなった。




「美沙と涼には早く報告したくてね。」




「うん、ありがとう。孝志なら当選するって信じてたよ!」




「俺も。」



涼が言った。


素直にそう言う涼がめずらしくて私と孝志は顔を見合わせて笑った。