命の贈り物

10年前────…


『みさちゃん、どうしたの?』



公園の隅で泣いてた私に声をかけてくれたのは涼だったね。




『みさ、いらないこなの。』




私はそう一言だけ言ったっけ。




『なんで?』




『ままがいってたんだもん。』




『おばちゃんが?』





『うん…。』




そこに孝志もやってきた。



『みさちゃんとりょうくん、なにしてるの?』




『たかしくん。なんか、みさちゃんがいらないこだって。』




『なんで?』




『しらない。おばちゃんがいってたんだって。』



それを涼から聞いて孝志はすぐに駆け出した。