命の贈り物




それから私たちは学校に向かった。




孝志が電話で事情を説明しておいてくれたから何も言われることはなかった。




「大変だったね。」



その一言だけだった。




私と孝志は教室に入って自分の席についた。




周りを見ると一つ、空席があった。




あの席は……涼!?




私は驚いた。




まさか、まだ待ってる?




私と登校するのを?




まさか……ね……



遅かったら普通置いてくし……。




でも





もしいたら……?




授業が終わったと同時に私は教室を飛び出していった。