命の贈り物


そこへ医者の人が私たちの所にやってきた。



「救急車を、呼んで下さった方たちですね?」



「あ、はい。」


孝志は立ち上がって答える。




私も慌てて椅子から立ち上がる。



「患者は、一命をとりとめました。手術は、成功です。」



「本当ですか!?良かった…。」



孝志は喜んだ。



「あと少し遅かったら最悪の結果となってしまってたかもしれません。ありがとうございました。」




医者は頭を下げた。




「いえ、そんな僕は…。」


孝志は戸惑いながら言った。



「患者に、会っていくかい?」




「はい。」



孝志はそう答えた。