「お母さん……?」 そう、異変があったのはきっと今になってじゃない。 私が、私が気づかなかっただけ……。 朝起きると、玄関でお母さんが倒れていた。 「お母さん!?どうしたの!?」 必死にかける私の声が。 届かなかった。 電話を持つ手が ボタンを押す指が 話す声が 全身が 震える。 ようやくきた救急車に震える足で乗り込んだ私は 不安な気持ちのまま 病院へと向かったんだ。