時間いっぱい、最後の最後まで進路に迷い続けて。
私が出した答え。
「涼、私やっぱり医学部を目指そうと思うの。」
そう言うと、涼は優しく、「ミサが決めたことなら応援する」とだけ言ってくれた。
さあ、ここからが本番だ。
今までの分を取り返すんだ。
私はそれから必死に勉強した。
怠けてた分も。
悩んでた分も。
全部取り返すんだ。
だけどそれは、難しいことだった。
「まただ……。」
最近になって、携帯の無言電話が相次いだ。
それも頻繁に。
夜中でも平気で鳴る電話に、睡眠がとれず、勉強にも集中出来なかった。


