命の贈り物



どうせまたあの人たちが喧嘩してるんだ。



うるさい。



「いい加減にしてよ!お酒のお金だってね…!」


「うるせぇ!そっちこそ男に貢いで…!」




内容はだいたいいつも同じ。




アル中で無職、自称パチスロの旦那。




すっかり愛想もつきて他に恋人作って貢いでばかりの妻。




こんなのもう夫婦なんかじゃない…



普通なら、そう思うはずだ。




あまりの煩さに寝てられなかった私は仕方なく起き上がった。