「はい。」
昼休み。
自動販売機で買ってきたコーヒーを持って咲がやってきた。
「ありがと。」
二つ持ってたコーヒーの一つを受け取って、私は机を二つくっつけた。
「ねー、これさぁ何かおかしくないー?」
果夏が髪の毛を触りながらやってきた。
「はぁー?何がぁ。いつもどうりじゃん。」
咲は面倒くさそうに答えた。
「このハネ具合!」
「いいよ、分からんから。ってか何?今日何でそんな気合い入れてんの。」
「だって今日卒アルの写真撮るじゃん?」
「げぇー、そうだっけ?午後?」
「そう。」
「あー、だからみんなメイク直してんだ。」
「そゆこと。」
「うわー、頭ちゃんと染めてくれば良かったぁー。」
咲は失敗した、と頭を抱えた。
「強い、ね。」
私がそう言うと、咲も果夏も私の方を向いた。
「サキも、カナも、強い。強いよ……。」


