「私も、死にたい……。」
シニタイ────…
「ミサ、何言ってんの!?」
私が呟いたのを、咲は聞き逃さなかった。
「やっぱり私……、一人でなんて生きていけないもん!!」
「ミサ……っ。」
「神様が……っ、神様が孝志を奪うなら、私も一緒に行く。お願い、私を殺して……。死にたいの……。」
「足掻けよ。」
再び泣き崩れる私にそう言ったのは、涼だった。
「孝志が、俺に向かって言った言葉だ。足掻け。足掻いて、足掻いて、生きろ。」
そう、それは孝志が涼に向かって言った言葉だ。
臓器移植で前向きになれなかった涼を、後押しした言葉だ。
「孝志は、足掻いたよ。子供の命を救って死んだんだ。お前は────…?」
「私、私は……。」
「何も足掻かず、自分から死ぬのかよ。」
そうだ。


