「死……?」
「正しくは脳死。打ち所が悪かったらしい。」
「嫌よ、そんなの信じない!」
だって、こんなにも温かいのに。
昨日まで、学校に一緒に行ってたのに。
医者になりたいって
言ってたのに。
孝志が、死んだなんて……。
「私、絶対に信じないから!」
私は病院を飛び出した。
「ミサ!」
追いかけてきたのは、咲だった。
「ミサ、待ってよ!ねえ、ミサ!」
どうして───…?
どうしてそんな簡単に
私の前からいなくなってしまうんですか?
私のこと、置いていってしまうの?
「いや──────っ!!」
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