命の贈り物




着いたのは涼が入院している病院だった。





「ここ……っ、涼に、涼に何かあったの!?」





「違うよ。」




そう言ってやってきたのは彰人くん。




「こっち。」




私と果夏は奥の部屋へと案内された。





そこには、孝志のお父さん、お母さん、担任の先生、樹くん、咲、そして涼がいた。





どういうこと?





これじゃあまるで、孝志に何かあったみたいじゃない。




嘘よね?





「おばさん……。」




「美沙ちゃん、最後に、会ってもらえる……?」





最後────…?





おばさんは泣きながらそう言って、暗い部屋の扉を開けた。





そこには、孝志が、眠っていた。





「孝志……?嘘よ、ね……?どうして、眠っているの?何で、連絡してくれなかったの?何で、別れよう何て言ったの?」





「即死、だってさ。」





「彰人くん……。」