命の贈り物




家に帰るなり、私は早速インターネットで臓器移植について調べた。




学校でも色々なことは習った。




臓器移植について、賛成派と反対派の人がいるということ。




そういうことも含めて、私はもっと詳しく知りたかったんだ。




きっとその中に、涼があそこまで反対する理由が隠れているのかもしれないから……。




私は時間も忘れてずっとパソコンに夢中だった。




夜中になってお母さんが帰ってくると、私はようやく時計を見て2時をまわっていることに気が付いた。




「おかえりなさい。」




「ただいま、今まで起きてたの?」




お母さんが着替えながら私に聞く。




「うん、ちょっと調べものがあって……。お母さん、またこれから仕事?」




明らかに部屋着とはいえない服に着替えている母に私は問う。




「えぇ、明日の朝は久しぶりにご飯一緒に食べれると思うわ。」





「そっか。じゃあ美味しいもの作ってるね!」




「ありがとう。じゃ、行ってきます。」




「行ってらっしゃい。」




私は手を振ってお母さんを見送り、すぐに眠りについた。