命の贈り物



「……っお前に、俺の気持ちが分かるのかよ!?」




涼は孝志を殴った。
孝志はその場に倒れそうになるが、すぐに体制を立て直し、涼を殴り返した。





「あの日、君は死にたくない、そう言ったじゃないか!!悪足掻きして、生きたいんじゃないのか!?」






「気が変わったんだよ!悪足掻きして生きるくらいなら俺は死ぬ!」





「……逃げてるだけじゃないか!」





「何だと!?」





涼は再び孝志を殴り、孝志も殴り返した。




二人は喧嘩を始め、私とおばさんは、見てることしか出来なかった。





「そのまんまの意味だよ!君は現実から逃げて、目を反らしているだけだ!」





「分かった風な口利きやがって……。」





「分かってるんだよ!本当は、僕も現実を見ようとしてないから……。」