それから私たちはクリスマス会の会場へと向かった。
中へ入れば、すでにクラスの半数以上の人が集まっていた。
「遅かったね。」
私たちが襖を開ければ、中から咲がやってきた。
会場は和室の宴会場だ。
「そう?まだ時間じゃないけど……。」
私が答えると咲は思い出したかのように言った。
「あ、そっか。いや、みんな楽しみで時間無視でそーとー早く来てたからさ〜。」
ああ、なるほど。
確かにそうかもしれない。
会場を見渡せば、すでに飲んだと思われるジュースの空き缶などが多くある。
……なら、約束を7時にする必要性はあったのか?
そう思わずにはいられなかった。
「ま、早く入りなよ。外、寒かったでしょ?ほら、結城くんも。」
咲が中に入るよう促す。
私たちは中に入ってコートを脱いだ。


