「あった、はい。」
慣れない包装に少し歪なところが分かる。
「ありがとう。開けていい?」
「うん。」
孝志が幸せそうに包みを開く。
そんな様子を私はドキドキしながら見ていた。
孝志、気に入ってくれるかな……?
包みの中から出てきたのはマフラーだ。
「これ……もしかして手作り……?」
孝志が驚いた様子でマフラーを手にとる。
「やっぱり……下手、だった……?」
「そんなことない。ありがとう、すごく暖かいよ。」
不安そうに聞く私をよそに孝志は嬉しそうにマフラーを首に巻く。
頑張って、作ってよかった……。
「美沙。」
「ん?」
「来年は、セーターがいいな。」
「何それっ、セーターとか今からやっても間に合う自信ないよー。」
「じゃあその次でも。来年も再来年もそのまた次も。ずっとずっと、美沙から手作りのプレゼントが貰いたい。」
そう言った孝志は少しだけ耳が赤かった。
来年も再来年もそのまた次も……
一緒にいようね。
「私、頑張るね!」


