命の贈り物



「それじゃあ、くれぐれも事故などに気をつけてまた新年にクラス全員で会いましょう。」





先生のお決まりの台詞と共にみんなが帰りだす。





「じゃあまた。」


「7時だからね。」




それぞれがクリスマス会の話をして出ていく。




結局涼はこの日、学校に来ることはなかった。




「美沙、帰ろうか。」




孝志が鞄を持ってやってきた。




「うん。」




私は椅子から立ち上がり鞄を持つ。



「じゃあミサ、またあとでね。」




果夏が手を振る。



「ね、美沙、何とか誘ってね?」




咲が手を合わせて私に言う。




「分かったから。ね?じゃあカナ、またあとで。サキもまたね。」





私は二人に手を振って孝志と共に教室をあとにした。




「涼、来れるのかな?」




「……一応来るときに声だけ掛けるよ。」




「うん、ありがとう。」




「じゃあ美沙、6時に迎えに行くから。」




孝志はそう言って、私を家まで送り届けたあと帰っていった。