命の贈り物




何だか今日の涼、様子がおかしかった。




携帯を手にとり、電話をしようか悩んでは置く。




そんなことばかり繰り返していた。




最近は休むことも多いし……。




しかし不安に思ってはいても、何かしてあげられるわけじゃなかった……。




所詮、私は無力だ。





ため息をひとつついて、私はしばらくボーっとしていた。





いつも力を貸してもらってるのに今度は返すことが出来ないなんて。





自分の無力さに苛立ちさえ覚える。





「役立たず……。」





小さく呟いた言葉は誰の耳に届くこともなく、消えていく。





そしてこの無力さを更に恨む結果になるのは、すぐ先のこと。